日本イエスキリスト教団
明石人丸教会大久保会堂(2005)
設計概要
この教会は2002年に指名コンペが行われ、当選案として実施設計に移され2005年7月に献堂を迎えた教会である。
東西に長い敷地の中に、平屋で100名収容の礼拝堂と60名収容の集会室、又この2施設に挟まれてオープンデッキ状の中庭・牧師室・事務室・キッチン・トイレが配置されている。
東の開放的なエントランス脇には事務室、牧師室が列び、東のエントランスから西に配置した集会室までが一直線の開放的なストリートラウンジでつながっている。
外部は押し出し成形セメント板とガルバリウム折版とでシンプルに構成されている。この外部の外壁材は内部のストリートギャラリーの内壁まで繋がり、人々は外部の壁伝いに自然と教会堂内部まで導かれる。
教会堂内部は外部の無機質な壁を引き込みながら、天井と壁とにふんだんに木を使いこの素材を対比させることで、キリストの愛と信仰の未来を象徴させている。
礼拝堂内部は、片流れの大屋根を張弦梁で軽く支えている。聖壇正面は御言葉の発せられる所の壁の素材と質感を変え、上部からはキリストの栄光を表すトップライトを設けている。礼拝堂後方からは高窓を設け、北からの柔らかな光が礼拝堂全体を包み込んでいる。
ストリートラウンジには造形作家海老塚耕一氏によるベンチを置いた。
中庭は集会室の利用方法を広げることに役立っている。